前回までおさらいはコチラ
なかなか前に進まない本シリーズですが、思考のベースは「因数分解(いんすうぶんかい)」です。中学生の時に習った数学っぽいあれです。「数学なんて何の役にも立たない」は誤解で、数学を通して鍛えた思考の枠組みは日常生活で有用です。
(x+1) ✖️(x-1) = x^2 - 1
とか覚えてます?
X(エックス)とか見ると思考が停止してしまう貴方、上記の式、因数分解を実数に置き換えて思考を再始動しましょう。
Xを100とすると、、、
(100+1)✖️(100-1)=100✖️100-1
つまり、101✖️99の答えは「100の二乗から1を引いた数」となります。
この式は結構日常生活でも、見かける計算です。13✖️11とか当てはまります。12✖️12=144-1=143。とかね。よーく考えると当てはまる場合ぼちぼちあります。
さて因数分解的に143という数字を表現すると
「143は13と11を掛けた数字である」
「143は12より1多い数と1少ない数を掛けた数字である」
「143」を「143」としか捉えないと、何も発見、気づき、発展はありません。アホらしいかも知れませんが「143は13✖️11」であると捉えることから、世界への理解が深まり始めるのであります。
以上前説でした。さぁ因数分解的思考を踏まえて、実践に近い偏心木についての考察です。
当たり前の話ですが、偏りがないものなど自然界にはほとんどないです。人間もまた然り、バランスの取れた人間も居なく、右よりだったり左よりだったり。偏った心と書いて偏心、なるほど偏心木は一筋縄にはいかないわけだな(ちなみに私は右でも左でもなく「斜め」です。斜に構える、斜め上、「斜め」が好きな天の邪鬼なんすよ)。
さ、伐倒くん第二形態「偏心ちゃん」を倒してみましょう。
↑矢印の方向に弱体化させてます(受け口方向)。たいして←矢印に重心が偏ってます(偏心方向)。倒してみましょう。
まぁ、綺麗な実験結果となりました。
倒れると同時に偏心方向に傾く
前方に倒れつつ同じ割合で横に。
バタ〜
ン
まぁ、教科書に出てくるような見事なベクトルの合成の画が撮れました。
偏心方向と受け口を直交させると絵に描いたような「斜め」が出現。それでは弱体化の度合い(ツルの強度)を変えるとこのどのように「斜め」に変化は起きるのかな?
つづく