Tree climbing ツリークライミング アーボリスト 特殊伐採 SRT DdRT スローライン アンコウフック

木登り日和

特殊伐採にあこがれるサンデーツリークライマー(平日サラリーマン@デスクワーク)

目立て前夜

YouTubeとかで目立てを検索しても刺さるものがなくてねぇ。見れば見るほど「ぁあ〜」と歯がゆい気持ちになっております。

で、こんなもん作り始めちゃった。

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本ブログ読者の方なら、これらをみてピンと来てくれるはず。今年の夏の自由研究は目立てで決まりだ!

 

つづく(夏の間に完結させたい)

 

仕事帰りにスローラインをインストール

通勤途中に木登り許可をいただいたフィールドがありましてね。帰りに寄って、いつでも登れるようにスローラインをインストールしてきました。

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↑シイノキ(?)、なかなか高さのある大きな木です。枯れ枝が目立つので弱り気味かな?手入れをして綺麗にしようと目論んでます。

↓最近のスローラインセット。大型のホースリールと車のフロントシェードを流用。タープよりもパリッと展開できるのが気に入ってます。
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風でキューブが転がされることもないし、グッド。ホースリールはかさばりますが使い勝手よし。巻く時も楽、左にある緑のリール(スポーツカイト用)は、巻き量が少なくて直ぐに糸がバラけて絡む。うむ、これはボツ。ホースリールを追加でポチりました。コレね。

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アンカーはココにしたい

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ここを1発で狙うより、急がば回れ。とりあえず大きくぶん投げます。で、赤丸部分に通りました。

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作りたいアンカーより高い位置にラインを掛けられれば、後はどうにでもなります。

↓ウェイトを追加して、別のラインを結束。
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ウェイトを目標の枝又付近まで引き上げます。
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矢印の動きをします。ラインをゆすったりして、ウェイトを振ります。
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いいタイミングで緩めると枝を越えました。
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後は、2本のラインを緩めてウェイトをおろします。
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最初に投げたラインが赤リール、追加で連結したのが青リール。最後は青リールのラインが残ります。
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ウェイトが降りてきました。
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これでラインが通って欲しい枝又に掛かりました。
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ラインを適当な木に結んで準備完了!
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スローラインはツーセットあると色々やれることの幅が広がります。もう片方の末端を使う手もありますが、折り返しの折り返しだと直ぐにラインの長さが足りなくなります。あと絡むしね〜。

さぁ、いつ登ろうかね?(^^)

 

おしまい

クリの木(間伐ボラ)

暑い。でも、エアコンの効いた部屋ばかりにいては、エネルギーが落ちていくばかり、オラ山に行きたいだ。

東海地方の夏はやべぇすよ。もう、アスファルトの上なんて生き物の環境じゃない。山、山だ。

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まぁ、山も暑い(笑)けど生命感のある灼熱、木陰に入れば、生きていける。今日は特に自分でやりたいテーマはなくボラ活動に参加。そしたら、クリの木がありました。(実がついているのを確認、アベマキじゃなかった)

地上からの伐倒だと伐らなくて良いヒノキを伐ることになりそうとのこと、ならば登っちゃいましょう!私は飛び道具班ですから、ここは出番とイキイキと進めます。

取りいだしたるわ、こちらの新竿♪(フリップロック付き15m)

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暑い夏でも快調に動作するわ〜(宣伝)
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↓俺のスローキューブ(スーパーの買い物カゴ)。
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もうね、道具マニアも一周巡るとスローキューブは「糸が入ればいいんじゃね?」ってな境地になりました。超でかいスローラインリール(本当はホースリール)も、見た目とは裏腹に使い勝手よし、しばらく使いづつける予感。

いや、スローラインの何が嫌かって、どんなに綺麗に収納してもキューブを折り畳んでしまうと次回の使用時に必ず絡んでスタート。毎度毎度スローラインをほどくことから始めるのがストレスでねぇ〜。私はコンパクトさは捨てて、ノンストレスを選択しました。皆さん、スローラインどうしてますか?(どうしてるか聞きたいわ〜、コメント熱烈歓迎)

さ、ロープ設置完了、登ります。今日は、作業自体はソロなんで、サブロープやら水筒やら必要なものをメインロープにあらかじめ連結。
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↓下界では、大きなお友達(含むロドリゲス)が「はたらく車」に夢中。最近じゃ、特殊伐採も珍しくない光景で、飽きられたエリマキトカゲの気分がよく分かる(エリマキトカゲが分かったチミ達、そろそろ化石扱いされる世代だぜ)
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↓ロドリゲスが撮ってくれた一枚。この一枚以外は無いそうで、、、楽しそうに大きなお友達で遊んでいました。

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ま、1人遊びが好きな性分なんで、1人でニヤニヤ進めます。ワークポジションを探します。
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こんな感じでスイートスポットを発掘。
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初学者の方へ。樹上のツリーワークは、いくつかの技術によって成り立ちます。本日の作業で言えば、クライミング、ワークポジション、伐倒(ノコギリの使い方、掛かり木・枝の読み)など。それぞれ独立した技術であります、結果的にとりあえず登ってやってみるになりがちですが、一つ一つ、今自分は何をしているのかを意識すると良いかと思います。何かやりにくさや不安を感じたら何かが足りていないはずです。その足りてなさに気づいて、スモールステップで慣れていくと良いかと思います。(「結果、オーライ」は学びが無ぇから!)

↓チェンソーの準備が面倒(自分で上げるのが)だから「手鋸でいいや」と始めたことを後悔。写真でも撮って小休止。
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ひー、1本目ではぁはぁ、シルキーの切れ味も落ちてるなぁ。だけど貧乏性で替えどきを迷い続けてる、だってそれでも切れるんだもん。
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地上班に一声かけて、トップを発射。
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お次も同じく手鋸で。もっとしんどかった、、、。チェンソー上げてもらえばよかったな(後悔)
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↑ワークポジションがちゃんと取れるようになったのか、ちゃんと受け彫れて、記念撮影をする余裕が生まれてきました。

この後、枝を全部落として(手鋸でな!ww)から伐倒して終了。手鋸祭りでバテて、後半の写真、事後の写真は撮り忘れ。最終的には、ちゃんと予定通り伐倒まで完了しました。(谷側への伐倒だったのて飛び過ぎちゃって、谷下のコンクリ側溝を壊したかとちょっと焦る場面もありましたが、、、しかし、こういう時にロドリゲスはいち早く察知して近寄ってくるという苦笑)

午前の作業だけで早引きさせてもらいましたが、もう汗だく!ハーネスをほったらかしたら、まずい事に(匂いが)なりそうだったのでら久々にパッドを洗濯
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↓とりあえず、洗濯ネットに入れればなんでも洗えるだろうという思想
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ふぅ、洗濯がよく乾くことだけはありがたいぜ。
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暑い日が続きます、皆さんご安全に!

 

おしまい

木を倒すということ7

気がついたら前回より半年以上の月日が、、、できましたら、どんな話だったか過去記事をお読みください。

木を倒すということについて1 - 木登り日和

木を倒すということについて その2 - 木登り日和

木を倒すということについて その3 - 木登り日和

木を倒すということについて4 - 木登り日和

木を倒すということについて5 - 木登り日和

木を伐るということ6 - 木登り日和

前回、偏心ちゃんでベクトルの合成を確認できました。

今回はツルを厚めにすることでどんなことが起きるのか、実験をとおして確認していきましょう。ツル厚めというのは、材の弱体化を控えめし、強度を保ちたいわけです。

今回の被験体は「偏心ちゃん.mk2」

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だいぶ偏心させました。
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通常の伐倒と同じ手順で進めます。受け口をつくり、追い口を入れます。
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ツル厚めで準備完了
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さぁ倒してみましょう。押して「きっかけ」を作ります。

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倒れません。

当たり前ですが、ツル厚めにすると倒れにくいんです。だって意識的に弱体化を控えめにしているんですから。なので、より強い力で伐倒を進めましょう。伐木ならウインチやチルホールで牽引ですが、ここは実験室なので神の手で進めます。

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アニメーションでどうぞ。

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バターン。結果は、、、

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ほぼほぼ、受け口の垂直方向。ここから次のことが確認できます。

「強度を保って、強い力で倒すと偏心荷重に負けないで、倒せる(曲げて、へし折る方が出来る)」

この理屈を使えば、どんな偏心木でもツルの厚さで、任意のところに伐木ができそう、、、

と期待したアナタ、残念ながら木はアルミニウムではありません。

この実験は理想的な模擬立木「アルミニウムの木」で行いました。この試料特性は、強度と断面積が正比例の関係にあります。また、よく曲がります(粘りがある)。

対して植物である木は、複層的な構造です。樹皮から芯に向かって、特性が異なっております。硬いところもあれば、柔らかいところもあります。金属との1番大きな違いとしては、木の状態によって強度が異なる点です。

私の伐木論で最初のステップは木の弱体化の度合い、木の強度の残し方です。強度を残せば、より強い力できっかけを与える必要があります。弱体化が不適切な状態なのに、強い力で無理やり倒そうとすると木が裂け「バーバーチェアー」が発生したりします。「最適な弱体化」を達成するためには「そもそも、木とはどんなモノなのか?」を知らねばなりません。

ようやくです、ようやく私の伐木論に「木とは、何か?」という問いが出てきました、このシリーズ「木を倒すということ」7回目にしてやっと「木」という単語が登場です。

さぁ、伐木について語れる前提が共有できましたが、私自身「木」については、ほとんど勉強しておりません(苦笑)。木の理解度は「知ってる木?スギ、ヒノキ、雑木」レベルです。散々、 登ったり、切ったりしていますが、 全くお恥ずかしい限り。。。木で遊んだあげく、ようやく「木について知りたいなぁ〜」と、思い始めたぐらいであります。

というわけで、現時点ではこれ以上の伐木論は出てきません、とりあえずは出し切りました。

まとめますと

1.木を弱体化させる

2.弱体化に方向性を持たせる

3.キッカケを与え、自重で倒れてもらう

4.弱体化の方向性と自重方向のベクトル合成が可能(限度はあり、だいたい想像より狭い)

5.弱体化に工夫の余地あり(受け口のみ、樹皮を残した切り方)

また、新たな気づきがあればブログに綴って参りたいと思います。

ということで、このシリーズはひとまず完結にしたいと思います。お読みのいただきありがとうございました(^^)

 

おしまい

 

 

 

 

大人の体力維持

光陰矢の如し。人生アラウンド50年、夢幻の如くごとくなり、、。最近アラフォーからアラフィフにコマを進めましてね。いよいよ、折り返し地点が見えてきました(100歳を目標)

基本週一ぐらいしか体を動かす機会がないサンデークライマーにとって体力維持は重要課題です。気持ちは動けても体がついてこない、中年あるあるです。よくあるのが子どもの運動会の親子競技で、パパが張り切っちゃってケガをするパターン。過去の身体能力の勢いで全速力、身体がついてこなく足がもつれて転倒、、、とか。笑い話ではなく、本当危ない。目の前で転倒、鎖骨骨折を見ましたから(恐)。

地上でこんな危険なんだから樹上じゃなおさら。行きはヨイヨイ、帰りは、、、、、。って、帰ってこれたら良いわな(怖)。

で、私は70才で木登りすることが目標なんで、トレーニングをすることにしました。こんなんです。

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片足スクワット

これ良いんですよ。短時間で、なかなかの負荷がかけられます。動き的にもフットアセンダーで使う筋肉を刺激できます。(まずはできるかチャレンジしてみようか)

数回やると、体幹をしっかりしないとできなくなるので、なんやかんや全身トレーニングしてる気分です。私は、コレを職場のお昼に弁当をレンジで温めている最中にやってます、左右5、6回できるので時間的にピッタリ。ハアハアいいながらデスクに戻ります。誰にも何も触れることのなく席着いてハアハア言いながら飯を食います、完全不審者です。

休日木こり諸氏、ハードな休日に向け平日を有意義に過ごそうぜ。YouTubeとネットにかじりつくなよ〜(自戒)

 

おしまい

 

 

最強竿 新発売(15mフリップロック付き)

お待たせしました。ちょいちょいアピールしていました、15mフリップロック付き竿(通称 最強竿)をリリースです。

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カーボン製、収納長160cm、13セクション、3kgです。気になるお値段ですが、、、

竿単品90,000円

アンコウフックセット98,000円(アンコウフック2個、専用ウェイト2個付き)

になります。

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高い買い物か、安い買い物かは使い手次第でございます。クライミングアンカー設置のみの使用では割高な製品だと思います。この竿が活きるのはグランドが使いこなすこと。特に経験の浅いスタッフに使わせることで「15mなら1発です」のスローライン職人が誕生します。

色々アピールしたい点はあるんですが、あまりグイグイ営業して売る製品ではないので、必要とする方に届けば幸いです。ちなみに、現在在庫は4つございます。

↓ご注文はWEBショップからお願いいたします。

アンコウフックここにあります! - sundaytreekobo ページ!

 

 

↓今ならオマケで等身大ロドリゲス人形(ロッドスタンド)をお付けいたします。
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おしまい

久しぶりに間伐(ボラ活動)

梅雨あけしてないのに東海地方は35度付近、猛暑日です、やばい暑さ。こんな日は、サバゲーではなく、林間で間伐が吉でございます。久しぶりに間伐ボラ活動です。

なんと今やっている現場は舗装された駐車場付きだと?!

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駐車場徒歩0分のところに入り口ゲートが!ここは有料フィールドか。
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駐車場から見えるピンクテープ。
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下刈り済み、選木済みというタイミングでの参加。後で金取られるんじゃないかと言うほどお膳立てされている(ゴクリ)

↓今日の倒す道具はロープ牽引のみにしました。クサビは腰につけてるけどハンマー、インパクトバーの類は持ってこず。だって重いんだもん。テーマを決めたらそれに集中です。
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↓プーリー使えって話ですがこう言う「あり物で済ます」ってのが好き。
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↓とりあえず一本(多分500円玉取られる)
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↓同じところにもう一本(これで1000円分楽しんだ)
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↓しかし、イマイチ楽しくない、理由はソーチェンが切れない。目立てしようとしたらヤスリを入れたケース一式を家に忘れてた、、、。f:id:sundaytreeclimber:20240706215359j:image

せっかくの天国フィールドなので、より楽しむべく下山。どっかにヤスリの一本ぐらい落ちてないかな、、、。親ビンの軽トラ発見、、、道具箱からヤスリを拝借。
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※ヤスリありがとうございました。親ビン新しいオモチャ(3t未満)に夢中で声かけれなかったっす♪

↓グヘヘ、やっぱりこのくらい切れなきゃ、アタシ感じないのよ♡
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気持ちよく枝葉を処理(こう言うのが一番疲れる、汗だく、でも気持ち良い♡)
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サンデー木こりの土曜日 - YouTube

↑特に見どころはないですが、こんな感じで遊んでます。サンデー木こりのリアルです。

↓以下アニキ先輩が撮影してくれてました。ピンクテープのコナラをやりたいのですが、一本邪魔になるヒノキが。
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↓ヒョロヒョロです、手で押しても行けんじゃね?って感じですが上では先っぽがコナラに干渉してます。
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↑ロープ掛けました。急がば回れって奴ですな、何度も「急がば急げ」で泣いた経験あるんで大人の選択しました。

さぁ、このクネクネに取り掛かりますよ。
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クネクネの見た目に惑わされるないよう、心の目で重心を見極めます。
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「俺には分かる。この方向で、お前が素直に倒れてくれるってことを」
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ヴィーン
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↓前のめりの偏心木なんで、追いづる切りでやります。ツッコミ斬り〜。
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ブスッ、、さぁ、いくぜ、、、

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掛かった、、、
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せっかく一本抜いたのに(苦笑)正解は、もうちょい右だったのね。

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と、ブログ的においしい画が撮れたので、本気だしてツルをチョチョッといじって木を回して処理。お疲れ様でした〜(アニキ〜、こう言う玄人ぽいシーン撮ってよ!ww)

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おしまい

 

次回予告

最強竿(15mフリップロック)&ハイパートルクギア復活

の巻

↓秋のシーズンに向けて、とりあえずクリック

アンコウフックここにあります! - sundaytreekobo ページ!

 

 

樹上レスキューについて、、、からの〜、安全管理について

 レスキューって、皆さんどうお考えですかね?私は、樹上レスキューってのは優先度低と考えております。「え?!なんで?この人危ない人なんじゃない」と、聞こえてきそうですが、まぁまぁ、話せば真意は伝わるかと、長い話しをはじめます。

※注意!本記事の画像にセンシティブな内容が出てきます。関係各位目をそらさず、凝視することをオススメします。

 ネットとかで見かける樹上レスキュー、エアリアルレスキュー。樹上、空中で何かしらのアクシデントにより自力で地上に帰還できなくなったクライマーを降ろすアレ。YouTubeとかInstagramとかでは、レスキュー競技の様子など上がっています(競技シーンは見かけるけど、本物って流れてこないよね。なんでだろ〜。)

レスキュー競技の様子を見ると「アーボリストたるもの、人を助ける技能も必要だな。ふむふむ」となり、講習会ないかなとネットを検索しちゃうんですけどね。でも、その思考回路は正しいのか?って問題提起です。

私は、エアリアルレスキューが機能する機会はものすごくレアだと考えています。エアリアルレスキューができる時は、どんな条件でしょうか。私の想定は、、、

1.被救助者が樹上にいる(ランヤードやロープで木に繋がれている)

2.意識がないor 骨折などで自力で降りられない

3.(意識を失うほどの)ダメージを受けている

4.生きている

です。

死んではいないが、意識がなくなるぐらいの「ほどよい大事故」の時にエアリアルレスキューが求められます。

じゃ、人が意識を失う衝撃事故ってどんなんだ?

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↑ド派手なブレイクですが、意識はあるようです。よってエアリアルレスキューの必要なしかと。

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↑クレーン伐採。カット後クレーンがバランスを崩したのか、ブームがクライマーを直撃、落下。意識は無いようですが、、、レスキューの必要もない事故に見えます。

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↑自分のアンカーごとトップカット。嘘〜と思うかもしれませんが、最もやりがちなミス。疲労で集中力がなくなることがいかに危険なことか、、、現場の皆さんは分かるはず。クラッシュ後まで見える動画ではありませんが、地上で意識不明なら通常レスキューですね。

 

上の事故に共通するのは、事故のきっかけは全てクライマー自身によるカットです。突然降って湧いた、出来事ではなく「はじまり」のキュー出しは作業者自身です。

 

エアリアルレスキューは、ものすごく、コストとリスクがかかるレスキューだと思います。レスキューマンが、不安定な高所行くことになりますし、レスキューマンになる為には高度な技術、訓練が求められます。その割には出番は少なく、地上に降ろせても、、、。命に関わる話しですが、あえて言うと「費用対効果が低い」。そこにコストかけるなら、社員全員に毎年AED講習と救命講習を受けさせた方が実用的です、地上でのレスキューをマスターするのが色々お得と思うわけです。

 先ほども述べましたが、事故のキュー出しは作業者自身です。出して良いキューなのか、考え直すべきなのか、幸運なことに選択権は我々にあるのです。出しちゃいけないキューを出しちゃったから、それをリカバリーするための技術を磨く。ね、こう考えると滑稽でしょ。

 もちろん、命に関わる話しですから、全てマスターできたら最高です。しかし全てマスターは不可能。実世界では、選択と集中は必須です。

ただ樹上レスキューが有効な場合があるのも事実。私が考えつくスチュエーションは、、、

樹上で、発作的な病状発症(心筋梗塞、脳卒中、てんかん、、、など)

蜂に刺されアナフィラキシーショックで意識低下、失神。

というような、作業者が事故発生に介入していないような事故。こういう事故はエアリアルが有効だと思います。まず、木がダメージを受けていないので二次災害が起きにくい、通常の救急隊にはクライマーを降ろすことは不可能なので(ハシゴ車が入らないから、木のぼりしてんでしょ)、レスキュークライマーがいち早く要救助者を降ろすことが超重要。脳梗塞、心筋梗塞は時間との戦い。

こういう被害者なら、リギングで培った荷下ろし技術を駆使すれば良いんじゃないかと思うわけです。外傷がない訳ですし、多少ぶつけて怪我させても早く降ろした方が命は助かる。

 でも、これらの発作のためにエアリアルレスキュー訓練するより、年一健康診断受けて、40過ぎたら人間ドックして、日々の生活を整えた方がより良いってもんです。

私が、ぜひシェアしたい思考方法伝わりましたかね?木のぼり作業は月一ですが、リスク管理(ハード、ソフト両面)は日常業務なんでご参考に。

 

 そうそう、1番命を守る方法は木に登らない、危険作業しないって方法なんですけど、それじゃ飢え死にしますしね。だけど、世の中のシャチョさんで本当に従業員の命を心配してる人もいるんすよ。

怖くて仕方がないのだ | ご~まるcc

たぶん、ネタじゃなくて、本気で震えてると思います。

そんなシャチョさんへ

御社がやらなかったら、どっかの会社(の従業員)がやるわけで、御社の従業員の命は守れたとして、どっか「従業員」の命がさらされると思うんですよ。

こんな発想どうすかね?震えるシャチョさんのハートに援護射撃でした♪

 

おしまい