昔話です。
ミュージシャンの「つのだ☆ひろ」さんが、言ってたらしい。
「(楽器、歌が)上手くなるためには、プラクティス、プラクティス、プラクティスだよ」と。
つのだ☆ひろさんのレッスンを受けていた友人がモノマネつきで、教えてくれました。私は、つのだ☆ひろさんから直接聞いたわけではないのに、妙に感銘を受けました。会ったことないのに、迫力と説得力を感じちゃった。モノマネですら、感銘を受けちゃったんだから、つのだ☆ひろさん、すごいんだろうな。あの時モノマネをしてくれた友人ありがとう。
(座右の銘って、こういうことか。私の座右の銘は、「プラクティス、プラクティス、プラクティス byつのだ☆ひろ」だったのか。)
さて、プラクティスしたくてたまらないことがあります。ズバリ、樹上での受け作り。言い方を変えれば、視点が自由でない時の会合線づくりです。
先日のサクラで、失敗をいくつかしまして(苦笑)幸運にも被害はありませんが、ラッキーなだけでして。運は訓練のしようがないので、やはりプラクティスで技術を持つ以外ないなと。
地上の伐倒では、色んな視線から受け口を確認することが可能なんで、会合線が作りやすいです。条件内で、自分のやり方が確立できてます。
しかし、樹上で視点が制限されると全然ダメ。イメージどおりの受けが全然できません。形良く受けを作っても、会合線が伐倒方向じゃなかったり(意味ねぇ〜)と。全く、手順、動作が確立できてないんです。さぁ、解決すべくプラクティスです。
サンデーツリー工房特製 受け口特訓セット(ディズニープリンセスver)
セッティング例
いやいや!ふざけてませんよ(笑)真面目です、真面目!結構バカにできませんよ、このプラクティスは。まぁ、見てください。
やることは、通常の伐倒と同じ。
受け口の刈り残しも、リアル。
もちろん整えます。
伐倒前に、方向を確認。ちょっと右にズレてますな。ここらへんもリアル。
追いを入れます。
ツル見えますかね?ちゃんとツルできます。
答え合わせ。まぁ、粘土なんで、柔らかいので倒し方次第で、曲がりますので、追いを入れ以降は、ただの遊び。
※ピンぼけでごめんなさい。
バカバカしいと思われるかもしれませんが、笑うことなかれ、原理は同じ。
複雑な要素(チェンソーの重さ、足場、傾斜、枝張り)がない分、より純粋に「受け」と「会合線」に向き合える。
本番で場数を踏むだけより、理解は深まると思います。
いきなり総合問題に取り組むのではなく、部分、部分に分けて繰り返す練習は、正にプラクティス。
こう言うバカバカしい練習こそ、技術向上の近道であり、より深い理解に到達できると思う。
で、コレを使って、視点が制限されている中での受け作りの研究とプラクティスとをしました。結論、以下の手順に収まりましたが、プロの皆さん、あってますかね?
ガイドバーの面で、伐倒方向を決める。ガイドバー面に対して、伐倒点が鉛直がベスト。
決まったら、そのままガイドバーを任意の角度分、倒す。
そのまま、切り上げ。
次は、右の切れ口から水平を入れる。実際はスパイクで回し切りが良いかな?
左の切り口まで来たらストップ。
受けの三角をほじる。とれなきゃ、どっかが切れてないので、チェンソーを追加で入れる。切りすぎ注意。
ポロっとな。
見えないので、手、指で会合線を確認。向きが間違ってないか、感覚でチェック。
とりあえず、こんな手順が1番間違えがないかなと、思いました。
まずガイドバーの面で、方向を決めるのがポイントかなと。
今まで、通常通り、水平から始めてましたが、斜めの正解ラインが全て勘だよりで、再現性が低く、全然ダメダメでして、、、。
今回の手順は、再現性(粘土だけどね)があるので、こちらでしばらくやってみようかと思いました。(粘土でも、再現性あるんだから、間違いじゃないだろう)
おしまい