Tree climbing ツリークライミング アーボリスト 特殊伐採 SRT DdRT スローライン アンコウフック

木登り日和

特殊伐採にあこがれるサンデーツリークライマー(平日サラリーマン@デスクワーク)

【モチノキ続】登ってきました。

有休とって、山へ。

(プロのみなさんへ 頭おかしいでしょ?休みとって山行くんですよ。恐ろしいですよアマチュアは。情熱のカロリーは、10000kcal超えてますwww)

 

さて、今回の収穫。

先日の下刈りで、開眼した受け口深め、追いなし伐倒。こいつを樹上でやったらどうなるんじゃい?という好奇心を抑えきれず、、、

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だいぶ耐えてくれます。樹皮は、強い!やっぱり、生きて水分が多いから弾力があり粘り強い。

ほら、先はこんなに長く、相当な荷重かかっていると思われます。
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当然のごとく、チョンと追いを入れるとメキメキ始まります。追いというか手鋸で樹皮を撫でるだけで充分。

今回は、実験できませんでしたが、横向き、斜め向きに受けを作ってどれだけ耐えられるか調べたい。追いを入れずロープで引っ張っるとか、応用できることがいっぱいあるはず。

樹種も色々関係してくるけど、コイツは数こなさないとなぁ〜。アマチュアは、絶対時間数が足りないから、辛い。そのかわりに、実験への情熱は高いから密度は濃い(はず)。

 

もう一丁。回収可能な、SRTアンカーを考えてます。シンプルを求めたら、これが良い感じ。

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プルージックとリングキャッチで作ってます。ようは、アルパインバタフライで作るトップアンカーの改良版ですな。セールスポイントは、色々あります。

1.リングキャッチを使うことにより、開閉ができるので、ロープ末端まで手繰らなくてもよい。ミドルアタッチ可。

2.プルージックで、回収側のロープの長さを調整できる。回収予想地点ピッタリにすることで、ワーキング側に無駄な長さがない。一ヒロ、二ヒロときっちり合わせやすい。アルパインバタフライでも、できないことないけどノットの分のズレを考えなきゃいけないし、めんどくさい。

3.枝又を越すのは、ロープだけだからトラブル少ない。

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↑スルスル〜と、設置、回収可能。この図は「お帰り!俺のアンカー!」(安堵)
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↑荷重掛けているの図。右側ロープが回収用のロープ。

 

弱点、改良点ももちろんあります。

1.プルージックなんで、枝の太さなどの条件が揃っちゃうと、当然のことながらロックしてくれません。プルージックを握っているような状態が生じるとダメ。私は、地上から設置して、登りはじめたら、一瞬下がりだして肝を冷やしました。地上2メートルぐらいでしたかね。プルージックの緩みか、小さな枝を巻き込んでいたのか、分かりませんが理屈的には、プルージック解除の可能性もあるなと。ちなみに、その後は、細かくランヤードとサブロープで確保しながら登りました。その時は緩みなし。ということで、見えないところからの設置は、ちょっとリスキー。

2.リングキャッチをこういう使い方していいのか?!という点。私は、強度的にはスチール製のリングキャッチはアリと判断します。アルミ製カラビナは、絶対ダメです。

リングキャッチは、サイズ的に小さくテコ荷重がかかりにくい。理屈的にはリングキャッチより枝が太ければ、問題なしと判断します。テコ荷重がかかったとしても、スチール製リングキャッチなら壊れません(断言)。最悪、曲がってネジが回せなくなることはあるかも知れませんが、リングキャッチが引きちぎれることはありません。その前にロープ切れます。

問題は、リングキャッチは本来スパナなどで、トルクをかけて締め込み、使うものであるという点です。手での締め込みで良いのか?という点については、締め込みをできる道具的な改良が必要かと思います。ちなみに、ステンレス製はスチールより硬く、金属の粘りが弱い為締め込みトルクが弱まると途端にスルスル回転しちゃいます。その点スチール製は、締め込みしやすく、緩みにくいです。手で締めてもそこそこいけますが。。。改善します。

ここらが、解決できれば最高です。プルージックとリングキャッチの重さがあるので、ぶん投げやすいです。樹上でのトップアンカーが楽。DDRTへの変更もできるしね。

改良案はあるので、お楽しみに。

 

オマケ画像

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どういう経緯でこの画像が撮られたのか、勘の良い貴方なら分かるはず。

ヒント

帰宅後に気づいたのは破壊力あったなぁ〜。ギャフン!