前略
ご〜まる兄さん
例のUSA油圧ジャッキを押し戻す、簡易倍力について実証実験しました。結果「ごめんなさい300kgは盛り過ぎ、200kgもちょっと盛ってました^^;」と言う結論にいたりました。ごめんなちゃい、テヘペロ。ただ、得られたこともありますんで以下、一読願います。
まずは、パラコード&リングでの倍力実験
リングにパラコードを巻き巻き、4回巻きました。理屈的に7倍力ってことになるかな?
足で踏んづけ、ぶら下がり全体重をかけます。
145kg。すんません、やっぱり200kgは盛ってました〜。
ボチボチ荷重を発生できてますが、このパラコードは使い物になりません。まず、ちゃんと倍力を発生させるために、細いパラコードを丁寧にリングに巻く必要があります。土にまみれ、手袋してる現場ではやりたくない、しにくい作業です。なので理屈上ありでもコレはボツ。
で、コレなら有りかもセット。
ウェビングスリングとリング
ツルツルしたウェビング。確か長さは2mだったかな?以下実験。
倍力なし
1巻(2倍力)
100kg 理論値125kgの80%
2巻(3倍力)
123kg 理論値187kgの66%
3巻(5倍)
148kg 理論値313kgの47%
4巻(7倍力)
156kg 理論値438kgの36%
実験の様子
引っ張るのではなく「乗る」これでないと荷重発生させられないです。ホント筋力の非力なることよ。
2倍力か3倍力が効率よく荷重を発生させられます。問題は、あのジャッキを縮めるのに必要な荷重はいかほどか?ですね。実際は、ジャッキを片手で保持しながら片足で踏んづけることになるので、全体重とはいかないと思います。目的が達成できるか試すのみですね。
このセットの良いところは、ウェビングスリングは既に足を掛けるところがある点です。パラコードで輪を作りましたが、荷重かけると結び目が手では解けません。ウェビングは長さ調整で結び目作っても解けます。こう言うところも実作業には大事かと思いました。
本気の倍力を作るためには、ベアリング付のダブルプーリー(これは余裕で200kg超えます、ホントホント!)ですがシステムが冗長になるのが玉に傷。もし、ウェビング&リングで目的を達成できたら、ジャッキの袋に一緒に詰めておけるかなと。
よければお試しください。
草々 ニック
オマケ
実験協力 treeUP(リング&プルージック)
色々なメーカー製がありますが、汎用性の高いこれらはアイディア次第で色々使えます。ボトムアンカーのチョークに使ったり。
牽引時の倍力もすぐ作れます。ポータラップと組み合わせても良いよね。
↑3倍力 ↓5倍力 (実験結果から分かるように減衰率も倍々で上がるからね♪)
treeUPはお安いので気軽に色々な用途に使えます、短い方はメルカリで2500円。用途なくても一つ持ってて良いんじゃない?(ステルス宣伝)
おしまい