お待たせしました。パラコードスプライフの破壊実験をしました。
パラコードスプライフについては過去記事をご覧ください。
実験方法は、単純でスプライフの反対側にノットを作り、倍力でパラコードが引きちぎれるまで引っ張る。ただ、それだけです。
Amazonで買ったパラコード、宣伝を鵜呑みにすると破断荷重250kg。9倍力で引っ張れば破壊できるだろうと思いセッティング。ブチ切れたとき、カラビナが飛んでいかないように、ロープの途中にアルパインバタフライと小リングで安全装置などを設置。こういう実験は安全第一。
さぁ、赤コーナー俺のスプライフあえて仕上げてないバージョン!
対する青コーナー、ダブルフィッシャーマンノット!ノット強度70-80%のタフガイ!
レディー、ファイ!
ミリミリ、バッチ〜ン!!(本当は、そう簡単じゃなかったけどね)
勝者は、スプライフか?!
それともダブルフィッシャーマンか?!
はいこちら!
ん?、、、。あれ?皆さんどうみますか?
途中の写真は割愛しますが、第二試合もやりました。
対戦相手は、キングオブノットのボーライン!(もやい結び)ロープワークの入門にして定番!しかし、ノット強度50-60%の意外と軟弱なキング(笑)
コイツには、圧勝だろう。俺のスプライフ。
結果
あれ?おんなじ切れ方、、、。やっぱりスプライフ側、、、。
という事は、、、
スプライフの負け!!
予想外、ショックです!!本当、ショック。しかし予想外の結果が出ると、実験としては楽しいなこれ!!www
Teufelbergerのドレーナラインでのスプライフではないので、この実験結果がどれほど参考になるかは分かりません。
コア、カバー強度のバランス、カバーの隙間等々、ロープ自体の作りが違いますから。ちなみにTeufelbergerのスプライフは破断荷重20knとの数値を公表しています。しかし、この実験の結果を見る限り、私の体感的には「?」がつきました。うーん、やっぱりコアが少なくなってるところが1番弱くなるよね。最弱キングのボーラインに負けちゃったんだもんな〜。
引きちぎれ方にズーム。アイとノットは両方とも無事でしたが、1番のウィークポイントはここだったと言うこと。
Teufelbergerの破断荷重20knには、ちょっと疑問がわきましたが、実際の使用に私は問題ないと判断します。色々やって色々わかりましたから。
しかしスプライスは、個人的な技術だと思いますので、皆さん私の記事は参考程度にしてください。私は、自分の命を預けるスプライス(フ)への理解を深めたくてやりました。私が得たのは実験結果だけでなく、この実験へ至る過程全ての体験であります。色々分かりましたが、実際やらないと、なかなか伝えられないものを得ました。
オラもやってみてぇッぞ〜!という方、破壊実験、オススメです!超楽しいっすよ!
次はダブルブレイドのパラコードでやってみたい。そんなものないか?!
おしまい。