Tree climbing ツリークライミング アーボリスト 特殊伐採 SRT DdRT スローライン アンコウフック

木登り日和

特殊伐採にあこがれるサンデーツリークライマー(平日サラリーマン@デスクワーク)

ドレーナラインのスプライフ(スプライス)

久しぶりに、ドレーナラインのスプライフ(スプライス)です。

目的はボトムアンカー用のリング付ロープです。リギングロープでボトムアンカーを作ってましたが、長さが3メートルちょいなので、ちと短い。直径100cmを超えると足りない訳です。ちょうど手元に中途半端なドレーナラインが余っていたのでコレを活用します。ちなみに、ハニブラ限定カラー♪(今はもう売ってない、たぶん)

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材料は、GMclimbing社のリングL。前に作ったトップアンカー用のリング&リングをバラしました。


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さぁ、スプライフ開始です。やり方は、teufelbergerがスプライフプログラムを公開してくれてます。基本はこれに沿ってやるだけです。

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※お邪魔虫が、シールを貼ってくれてます。

スプライフの第一工程「マーキング」、これはしっかりせねばなりません。

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スプライフのマーキングは、70cmとか100cmを超えたりするので、私は100cmの竹製の定規使ってます。

マニュアルでは、カバーのストランド抜きのマーキングはコアを抜いた後なのですが、私は先にマーキングしちゃいます。

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コア抜きは、ステンレス耳かきを使います。てこ力を使ってやると楽にほじれます。

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コアをほじる時、タイラップを巻いてます。抜きたくない方向に影響を与えないためです。まぁ、コアはそれほど影響ないですが、カバーのストランド抜きには超有効です。

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マニュアルに書いてない物が出てきますが気にしないで、これらも抜いてカットします。
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コアが抜けたら、次はカバーのストランド抜き。マニュアルだとカバーのストランドを抜いてからカットしてますが、カットしてから抜いた方が残るカバーに影響が出にくいです。この時残す方にタイラップをきつく巻いて固定してます。すみません、写真見切れてます(^_^;)

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ストランドが抜きにくい場合は、ピックでほじります。
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で、抜く。
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カバーが抜けたら、カバーのコア出し。ここはマニュアル通り。

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お次は、フィッドの登場です。針金を曲げたものです。スプライフは隙間がシビアじゃないので太い針金でいけちゃいます。(だいぶ曲がってんなw)

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通しました。
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マニュアルだとこの先端にカバーを噛ませますが、私はオーディオメッシュケーブルを噛ませます。

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こんなのです。
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通します。

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あ!!ッ、、、お約束のリング通し忘れ(笑)

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でも、オーディオメッシュケーブルフィッドなら、、、外して、、
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リングを通して、、、
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問題解決!(ま、こんなのなくてもスプライフは苦労しないです)
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ここから先はマニュアル通り。

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1番大事なのはバックスプライス(カバーのたるみとり)をしつこいほどやること。
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基本マニュアルにそってやりましょう。
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もう一息
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コレをチョコと引き込んでおしまい!
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そして、スティッチ。スプライフは必須です。省略すると死にます(私、死にかけました)
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マニュアルに載ってないポイント。糸の抜け止めですが、ライターで溶かしてライターの底を押しつけて抜け止めの玉を作ります。紙のマニュアルには載ってませんが動画マニュアルでやっていた方法です。


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完成です(^^) ハニブラカラーとゴールドのリングがいい感じ♪
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ドレーナのスプライフは、難しいポイントはなく、手に豆はできたりしません。ただ構造と強度が保たれる原理をしっかり理解した方が良いです。ダブルブレイドクラス1は成功すれば(形になれば)使い物になりますが、スプライフは見た目上手く行っても、肝心なポイントを誤るとダメです。肝心なポイントは、マークC、D間に飲み込ませたカバーとコアがちゃんと重なりあっていることです。マニュアル通りにやったつもりでも、カバーのたるみ取り(ミルキング)が甘いと肝心なポイントを失敗します。まぁ、やれば分かります。

本記事は、スプライフのマニュアルに載っていないけど先達としての気づきを紹介しました。チャレンジに際しては「公式マニュアルに忠実に」です。この記事はあくまで副読本ですからね!チャレンジしたいYOUは、まずマニュアルをゲットだ!

 

おしまい