アーボリスト、特伐屋さんのプロの方々はどうされているのでしょうか。
インチキ棒、如意棒と業界では呼ばれている「フィッシャー」、つまり伸縮する棒ですな。皆さん使っているのでしょうか。
私、スローウェイトを投げるのがものすごくヘタクソでして。木登り行って登りはじめるまでに時間が過ぎること過ぎること。
まぁスローウェイト投げ自体は楽しいので、それはそれで悪くないけど、休日を振り返って「今日は、お父さん、重りを一日中投げてきたんだよ」なんて報告を家族にするものアレなもんで、なるべくスマートにスローウェイトを掛けたいわけなんです。
(「今日はお父さん、たくさん木に登ってきたんだよ」って報告はどうなのだろう。だいぶアレなのだろうか。。。)
プロは、スパッと狙い通りにいっちゃうんですかね?!
ただ狙い通り通ってからも枝をよけたりと実際ロープが掛けるまで時間がかかりそうな気がするのですが(だからボトムアンカーのSRTでやるのか、あ、今書きながら、納得)。
私は、遊びで登っているので時間がかかっても、時間内に最悪ロープがかからなくても「楽しかったー」で終われるのでいいのですが、プロはそうはいかないので大変ですわねぇ。
で、私のようなスローライン下手の救世主がフィッシャーなんですよね。
本来は、電気工事の配線工事などでつかわれるものなんです。私、電気工事士の資格をとりまして、趣味で電気工事しているんですが、あらーこんな使い方もあったのねと感心しているわけです。まぁ、フィッシャー持ってませんけど(笑)
あらためて、値段を確認すると「高けぇな、棒が1万円だと?」
よく考えれば、伸ばしても曲がらなくて、軽くて、小さく収納できるって、すごいことなんですよね。
私、趣味で釣りもしまして、堤防からワタリガニを網で救う掬うことがあるんですよ。長くて曲がらないタモ竿は、高いんです。マジ高いんです。5万とかするものもあるんです。だから1万円のフィッシャーは確かに妥当なお値段だと思うのです。
だけど、棒に1万円は高いんです。(相対的ではなく、絶対的に、俺の財布的に)
で、何か代替できるものはないか探しました。それがコレ。
旗竿(観光ツアーとかで使うアレ)
これの先に、S字フックを取り付けます。
伸ばすとこんな感じ
2.5メートルを頼んだはずなんだけどちょい短い。
驚いたことに、こんな印が、、、
CE
は?
これって、欧州規格のCEとは関係ないよね。。。
本物を初めて見ましたよ。多分これは。
Chaina Exports
都市伝説と思ってたが、本当にあるんだ、、、。CE2008って書いてあるカラビナを持っていることに不安を覚える。
さて、コイツの使い方なんですが、エントリー時ではなくちょっと登ってから使ってます。
自分の登り方なんですが、1番上、目標地点にアンカーをセットするんではなく、スローラインを掛けやすい所にかけて、登っては次の枝、登っては次の枝とチビリチビリ遊びながら登って行くんです。
ハーネスにぶら下がりながらだとスローウェイトを投げるの難しくて難しくて。いやー、地に足が着いてないと、ホント力入らない(笑)
で、コイツでスローウェイトかけて、引っ張って、ロープ連結でDdRTかSRTで登る。
横移動時にも、スローウェイト投げてコイツで手繰り寄せて、ロープセット。ロープを直接掛けられなくもないけど、だいぶしなる。スマートじゃない、カッコ悪い。
でも、2メートルって、思ったより長くてかなり行動範囲が広がる。
2メートル千円、4メートル一万円。
私は、2メートルをチョイスしたわけです。
この装備を導入してからの木登り遊びの幅が広がりました。
狙ったところにアンカー作って登ってを繰り返して、行きたいところまでいって、セーバー設置、下降、セーバー回収。
こんな風に遊んでます。
自分の目指す究極のスタイルとしては、立体起動装置なんですよ。リヴァイ兵長になりたいんですよ。
クルクル回りながら、チェーンソー二刀流で刈りたいんですよ。