Tree climbing ツリークライミング アーボリスト 特殊伐採 SRT DdRT スローライン アンコウフック

木登り日和

特殊伐採にあこがれるサンデーツリークライマー(平日サラリーマン@デスクワーク)

乙女、木に登る

※重要な誤字をかましてUPしてました。×重量→○重力 文章がだいぶ違くなるので、訂正再UPです(^_^;)

 

間伐仲間の最年少「乙女」、ずっと木登りがしてみたかったと言うことで木登り体験会です。

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やっぱり初めての木登りは、最も使う道具が少ないスリーヒッチシステムから。ロープ一本、カラビナ一枚、ハーネス、これだけで組めるシステム。 道具好きの私が言うのも何ですが、道具じゃないんですよ(笑)

学習は原理原則を知ることが大事。木登りに限らずなんでもそうですが、応用発展というものは、ほっといても学習者自身が発見していくもんです(発見できなきゃ、それはそれでヨシ)。好奇心と探究心は本人からしか湧き上がってこないから。湧き上がって来なけりゃ、それでいいと私は常々思ってます。

野良クライマーの私が人に伝えられることは少ないですが、木登りについては以下のことをはじめに話すようにしています。

1.木登りは危ない。

安全な木登りなんてない。高所に行くって行為は、絶対的に危ない。位置エネルギーなめんなよって話しをします。

2.落下とは何か

地面に激突することが落下じゃない。日常、体感的に1メートルの高さから落ちても死んだりしないと思っている。しかし、それは地面が柔らかかったり人体に柔軟性があるから。1メートルぐらいから落ちても死なないと錯覚してるだけ。しかもロープに吊られた落下は別物。絞首刑は2メートルの落下、それで即死。あれは首だけど、ハーネス履いた腰でやってもタダじゃ済まないのは想像つくよね。もしくは60kgの鉄の塊を1メートルの高さから顔面で受け止めると考えれば、、、位置エネルギーのヤバさ分かってもらえるよね。

3.常にロープに吊られていろ

ツリークライミングの「安全」を担保するのは常にロープに吊られているから。吊られていれば落下は起きない。吊られている状況を如何に作り出すかがこの技術の肝。

4.この技術の歴史について。

今から自分がやろうとしていることの背景、歴史を知るのは学習者の好奇心、意欲を増進します。なので、私が知る限りのウンチクを垂れます。(ウンチクについては、裏取してないのでブログでは割愛します)

こんなことを話します。

そして十分脅した後に体験、、、(正確には「脅す」というより、本当のことを伝えただけ)

でも、この笑顔!!やっぱり木登りは楽しいんですよ!(隠してますが、このスマイルマーク以上に乙女は笑顔でした)

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乙女は、ずっと登りたかったんだってさ。なんでかって?

「ニックさんが登っているの見てカッコいいー!と思っちゃった♡」

だってよ!!オジサン、鼻血ブーですよ!!

「ニックさんが登っているの見てカッコいいー!と思っちゃった♡」

だってよ!!オジサン、鼻血ブーですよ!!

※バグじゃないです、2回繰り返したかっただけです。ハートマークについては過剰演出の可能性があります。

もうね、オジサンの知ってること、何でも手取り足取り教えてあげるからね!(言ってること違うって?世の中は不平等と不合理で出来ているのも、これまた真なり)

私はロープクライミングは重力との戯れだと思ってます。抗えば敵対的になるし、従えば優しくしてくれる。自分がやりたいことを押し通すんじゃなく、様子を伺いながら、媚び売りながら自分の要求を叶えてもらう。まぁ結局は、地球の手のひらの上なんですけどね(笑)

乙女は「重力と友達になれば良いんですね♡」と表現してくれました。うん、それいただき。ちょっと変えて「地球と友達になろう」。

 

地球と友達その1 リムウォーク体験

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地球と友達その2 ニ点支持からの解放による移動体験

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上記の二つの体験の共通点は、ロープに吊られての振り子運動を感じること。上下の動きの体験と横移動の体験をしてもらいました。原体験としては十分でしょう。さぁ、この体験を通じて乙女はどうなるか?!楽しみです(^^)

(今頃、ネットサーフィンして道具を眺めてたら見込みありですなww)

 

おしまい