大好きなんですよブルドックボーン。アメリカのおっちゃんゴードンさんが、ガレージかベランダで作っているhomebrew デバイスです。(想像ね^^;本当はファクトリーメイドかもしれません、、、いや手作りだな。)
なーんの認証もないのはおろか、よく見ると「ホームセンターで材料揃うんじゃね?」って、パーツで構成されています(実際ホームセンターで材料揃いますwww)。ベランダ工房としては、親近感湧きまくりですわ、世界に同じ人種がいるのが嬉しい〜♪
アメリカのバックヤードで作られている「怪しいギア」ではありますが、熱狂的ファンが多いのも事実。なんでしょうね、独特の魅力があるんですよ。
私は、秘密の部分がないシンプルな構造に惹かれます。モノづくりが好きな自分は、自分でバラバラにしてメンテナンスできるところが大好きです。部品も汎用品で構成されているので、自分が納得すりゃなんでもあり(当然、命がけ)というヤバさも魅力的です。ほら、ベニテングタケみたいな魅力ですな(猛毒だけど、無茶苦茶うまいらしいですよ)。
↑僕がブログを始めたきっかけのブログです。ユーモアとウィットに富んだ憧れのブログです。無茶苦茶影響受けてます(笑)
ベニテングタケに負けぬ悪魔的魅力を放つブルドックボーン。やはり、カスタムし放題ってのが人気の理由なのかなと思います。「自家醸造に合法も非合法もありゃしねぇ」私も他聞に漏れずカスタムしますよ。
まずはバラバラにして掃除です。完全分解して食器と共に台所で洗浄です。
今回のカスタム素材。1.ゴムのノブをアルミニウム合金(ゴールド)にチェンジしてドレスアップ「アーボゴールド」感を増します。
2.チェーンコマをステンレス製に。これは定番カスタムですが、今回はより強度のある固い素材にしました。通常のステンレスの1.5倍の強度です。オリジナルは鉄なんで、間違いなくオーバースペックの強度。耐食性は若干劣るらしいのですが、最強ブルドックボーンにするためにチョイス。
当初は、これらのパーツを組み込むだけで簡単なカスタムにするつもりだったんです。チェーンコマも削らずそのまんまで、ミドルアタッチメントを捨てて強度に極振りにしようと思ってました(御庭番さんで取り扱い中のKageyama deviceみたいにね。カッコいいよね〜↓)
KAGEYAMA DEVICE BLACK BONE カラビナ取付パーツ無し | 御庭番
でも、天邪鬼の私はやっぱり何かしたくなりましてね。「プレートも削りたくないけど、やっぱりミドルアタッチメントもやりたいなぁ」って無理難題な欲求が湧いてきちゃいましてね、妄想開始ですwww
結果、小一時間で済ませようとしていたカスタムが述べ2日の作業になりましてね(日中は本職よ)。ホームセンターには1日最大3回も行くという、ほとんど病気状態に(笑)
金属との格闘の末、できたカスタムがコチラ。
分かりますかね?静止画で。
プレートはネジで押さえるようにしました。ノーマルの割りピン留めは、ピンの角が痛かった。
まずは、押さえのネジを抜きます。チェーンコマにネジ切ってます。
押さえを抜いたら、プレートオープン。プレートが落ちないように細工してます。ちなみにネジは口にくわえてます。
ロープセット。
押さえネジを戻す。ネジを回しやすいようにツマミをつけました。
セット完了!(下部も同じ仕組)
我ながらなかなかの出来、天晴れ。これで、クライミング中にプレートが不意にオープンすることもなくなり、強度的な安心感も増しました(なんの認証もないけどね)
だけどね、、、
おい!大事なパーツ組み込み忘れてんぞ!ボラードのベアリングを忘れてました〜、あちゃ〜(^◇^;)せっかくつけた脱落防止の細工をやり直し〜www
でもね、失敗はこれだけじゃなくてさ、、、このカスタムのために殉職した材料と道具の数々が、、、
折れたタップとドリル達(うち2本新品、涙)
折れたドリル、タップが穴に詰まってダメになったTSUBAKI達(椿本チエイン)、、
1.5倍の強度が仇になって、ドリル、タップともに刃が立たず(文字通り)。折れはしなかったが真っ赤に焼けてダメになったドリル2本(うち一本新品)。
とまぁ、総額5000円以上の材料、工具が蒸発しましたわwww(カラ元気)1.5倍の強度という自己満足を追い求めた代償は大きかった。意地で一つ完成させましたが、、、流れた血が多すぎて、、、私も心が折れて2個製作は諦めました(勇気ある撤退)
ま、妄想族とはこんな生き物です♪
おしまい
「俺のボーンもカスタムしてくれって!」って、奇特な方コメントお待ちしております(´∀`)
高くつくよ(ボソ)