Tree climbing ツリークライミング アーボリスト 特殊伐採 SRT DdRT スローライン アンコウフック

木登り日和

特殊伐採にあこがれるサンデーツリークライマー(平日サラリーマン@デスクワーク)

日曜木こり(本当は土曜日だけど)

本日は、ドクターのお手伝いです。カシ、シイ、クヌギなどの伐倒、時々クライミングで枝落としをやってきました。例のごとく作業に夢中でろくな写真が撮れていません(^_^;)

こんなのだったり。

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こんなのだったり(笑)

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広葉樹ということで重心がアチラだったりコチラだったりなので、基本ロープを掛けて牽引伐倒。アンド「伐倒方向ピッタリで行けば大丈夫だから。あ、ツルは厚めね♪」とチイニイ先輩に煽られながらのプレッシャー伐倒(笑)

まぁ間伐キャンペーンでの訓練のおかげか、ちゃんと目標地点に倒せました^_^

重心が傾きがちな広葉樹はやっぱり怖いので、この手の伐倒は追いヅル切りを基本にして作業してます。バーバチェアとか超怖いから〜。

木登りもサブのDDRTシステムとランヤードだけの最も伝統的な装備でやってきました。しかし、作業を終えて降りてこようと思ったらあと2メートルロープが足りない(^◇^;)どうしようもないのでドクターにハシゴをかけてもらいました(苦笑)。ちょっと登るだけだからと舐めてかかって痛い目をみる好例。やっぱり、ちょっと登るにしても作業計画と必要装備を脳内会議しないといけませんね^^;

作業としては以上なのですが、私にとって大収穫がありましてね。ドクターが唐突に「今から卒業試験をするから。ちょっと竹を切って。枝も落として片付けるところまでをやってみて」と。

心の声(突然の卒業試験?!ところで何からの卒業なんだ?!盗んだバイクで走り出すべきなのか?てか、竹なんて切ったことないし。教わってないのに卒検、なんだこの展開は!)

しかし、お師匠様からいただいた課題から逃げる訳にはいきません。禅問答を受けている気分のなか、たいして経験のない竹切りですがやってみました。

で、お師匠様の種明かし。

「皆さんにお伝えしたかったのは、作業の効率性。総合的な効率。例えば竹の切り口、器みたいになってると水がたまる。ボーフラが湧いて夏場だったら蚊に苦しむことになる。枝も切り方が悪いと引っかかりが出来る。引っかかりのある材は後々余計は力を使うことになる。こうして切れば綺麗に切れる。枝葉はちゃんと並べると後で移動したいときに楽」

と、解説をしてくれながら手際よく竹の枝払いと片付けを見せてくれました。「この作業」が後の作業につながる、全体を通した効率化をマスターして欲しいと言うことでした。

確かに個々の作業に没頭しがち(伐倒がうまくいったとかさ)、全体を見れば一つの要素。全ての作業に意味と価値を与えられているか?うーん、勉強になりました。

 

で、お師匠様がとても綺麗に竹の枝をとるのでどうやっているのか教えてもらいました。私知らなかったんですが、竹の枝ってこうすると綺麗に切れるんですね。

枝元の節付近に注目

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ノコを入れる、切断の必要はなし。溝を入れる。
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こんな溝。
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手でポキっとな。枝が綺麗に取れました。
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ポキっと取れる感触が超気持ちいい♪竹も綺麗だし枝葉も綺麗に片付けられる。この美しさは作業の幸福度高いわ〜。

え、業界の常識?もしかして私こんな感じのことしちゃってる?

 

「意外にこれ知られてないケースがあるんですけど」

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おしまい