私のヒヤリハット事例です。ある木にもたれるように育った木(ヒノキ)が、そのまま枯れ木になっていました。まぁ、どうしようもないので処理しようと思いまして。もたれている角度が80度ぐらいと高かったので、元の方に牽引ロープをつけて、切り離してから引っ張りずらそうと言う作戦をとりました。
準備ができて、切り離したら、アレ?って動きをしたんです。掛かっていたはずなのに、前方向に倒れたんですよ。「え?木がすり抜けた?」って思いましたよ。しかし、倒れていく木の様子をみるとなんかおかしい、短いんです。その短い木を眺めた瞬間から、景色がスローモーションになりました。
「倒れてる、木が短い、、、?!アレ?先はどこに?」0.4秒
インスタなどで見かける、伐倒後に上から何か落ちてくるイメージがわく、と同時に「ゾクってなる」0.2秒
「う、上か!?」と心の中で叫びながら、上を見上げる0.4秒
落ちてくる先端が、自分の右隣を通過する瞬間を目撃。全てスローモーションでしたが、体は動きませんでした。
文字だけじゃ伝わらないので、同じような体験をされた方の画をつけます。
「今から、いっちょ片付けようか」
「仕方ないから、斜めで。許せ」
バキッ
「ん?!アッサリ倒れちゃった、、アレ?おかしいぞ」 ゾクっ。
「しまった、上か!!」
「マジ?!」
「、、、せ、セーフ、、、。」
※僕は、ヘルメット被ってました。
スローモーションになる時って、脳みそがフル回転してるらしいですね。ピンチになるとシナプスだかニューロンだか、脳内の電気信号がオーバークロックしたかの如く倍速で情報処理がされるだって、ナショナルジオグラフィックの番組が言ってました。本当かどうか分かりませんが、なるほど理屈にはあってるなと。脳みそが倍速で動けば時間をゆっくり感じんだなと。だけど、身体は倍速では動かないから「動けない」。
走馬灯見たくないね〜、以上、ヒヤリハット事例でした。皆さんご安全に!
おしまい