Tree climbing ツリークライミング アーボリスト 特殊伐採 SRT DdRT スローライン アンコウフック

木登り日和

特殊伐採にあこがれるサンデーツリークライマー(平日サラリーマン@デスクワーク)

エアーパワード迫撃砲

自作APTAの試射から得た結論を発展させて考えました。

自作APTAの正しい構え方(仮説)

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コレで発射が最も成功率を高めるであろうスタイルです(仮説)

発想は迫撃砲です。

本家APTAは、その形からバズーカ砲のように担ぐイメージを真似ましたがどうもうまくいきませんでした。

狙いに対して左右に外れる。理由は単純で、コックを開くときにずれるんです。いくら意識しても、一気に解放するため力を込めます。いくら踏ん張っても肩に担ぐ姿勢で不動は自分は無理でした。

で、ブレない姿勢がコレでした。

「おいおいwwこれじゃ狙えねぇじゃないか?!」

はい、狙えません、バズーカ砲のようには狙いません。

多くの人があまり意識してないと思いますが、スローウェイトの投擲は、的に当てる射撃ではなく、放物運動なんですよ。ライフルではなく、迫撃砲なんです。

私も昨日の試射では気がつきませんでした、圧を高めた方が狙い通りに行きやすいぐらいしか感じていませんでした。たぶん昨日はライフル銃の様な狙い方をしていたんです。ライフル銃の狙い方では、直線的な動きじゃないと的に当たらないのです、だから圧を高めた方が狙い通りにいきやすい。しかしながら、圧を高めると遠くまで飛んでしまうので余計な枝や隣の木まで届いてしまってました。これでは、スローラインをかけるという目的でいえば不合格であります。

じゃぁ、どうすればいいのか?答えはコレです。

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我々にはニュートン物理学があるじゃないか。地球のルールに従えば良いのだ。

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ニュートン先生、お世話になります。

「でも、どうやって計算するんだよ!」

我々には、スマートフォンとアプリがあるじゃないか。電子機器の言うことを聞けば良いのだ。

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iPhoneアプリ 物理運動計算機 240円

これを使うと、どの速度、どの角度で発射すると、どの様な放物線を描くかを計算してくれます。

スローラインは、枝を超えるだけでなく、その弾道を全てを考える必要があります。発射地点=立ち位置、最高到達点=枝、着弾地点=落下点。1番大事なのが、最高到達点と枝を合わせることです。完璧にいくとフワッとエレガントに枝を超えるはず。(想像するだけでゾクゾクするネェ)

ちなみに、立ち位置を木から5.6m離れたところから、秒速18m、80度の角度で発射すると、16mの枝をフワッと超え、落下は枝から5.6m離れたところに落ちます。

「本当かよ?!」

私も本当か知りたい!しかし80度何て、普通の感覚じゃ信じられないですが、ニュートン先生の答えはそうなんですよ。

「しかし、角度なんてどう測ればいいんだ?」

だから我々にはスマホがあるじゃないか。

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※バズーカ機能が追加された新型iPhone (んなわけ無い)

これですよ。これで角度を測ればいいんですよ。

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これで、迫撃砲システムに必要なものはそろいました。あとは、ニュートン先生の計算を元に試射を重ね、どのくらいの圧力でどのくらいの速度が出ているのかを逆算すれば、完璧な発射に必要な全ての情報が手に入ります。

ちなみにPSI=速度でないのでご注意をば。本家ATPAなら共通でしょうが、私の様な自作品はタンク容量がまちまちでしょうから、それぞれの道具で把握する必要があると思います。

うぉー!オラ、早く試射に行きテェだ!休みはまだケェ?は?まだ月曜日にもなってねぇのケ?!そんな殺生な!!

 

※今回の記事は、完全に机上の空論でありますから、まだ鵜呑みにはしないでください。全てはフィールドが答えてくれます。続報を待たれよ!