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木登り日和

特殊伐採にあこがれるサンデーツリークライマー(平日サラリーマン@デスクワーク)

等身大の私

ブログをはじめて、およそ2年ほど経ち、おかげさまで読者の方も増えまして、たくさんの方に見ていただいております。ありがとうございます。

 嬉しい反面、発信している情報が、木のぼり、チェーンソーなど人命に関わるネタなので、悩みも出てきている次第であります。


基本的に、本ブログは、この世界に興味と情熱をもってしまった、プロではない私の視点からの情報発信ブログであります。「プロの皆さん、私はこう考えるんですが、いかがですかね?」的な姿勢から始まってます。安全教育目的ではなく、ある種、エンターテイメントの提供が私のモチベーションです。

 ですが、ブログの部分、部分を見ると大層できるヤツに見えている感も出てきたような気がします。誤解です(笑)

 私は、毎日木に登ってません。思考活動の方が圧倒的に多いです。理論を確認できるのが実際の現場ですが、現場で過ごす時間が圧倒的に短いです。私の話しは、基本理論に傾いています。この傾向は、拙ブログを読んでいただく上で超重要です。気をつけてください、私は理屈に傾いています!

 実際の道具やシステムって、事前に想定された部分と実際に使い込むことで分かってくる部分があります。私は圧倒的に使い込みが足りていません。

 特に、経験の浅い方が私の記事を参照するときは、ご注意ください。私の話しは、理論優先で、使い込みをした現場の知恵ではありません。鵜呑みにすると思わぬ結果を生むかもしれません。私が提供するのは、経験に裏打ちされた「正解」ではなく、あくまで、私の視点と思考回路からの「仮説」が主であります。

 

そんな、私のレベルを如実に表すのが、こちらのアニメーションです。

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前回のブログ記事「アンコウフックのコツ」のデモアニメーショです。

こちらの写真を見て、何か感じることありませんでしょうか?

 


もし、直感的に、何か違和感を感じられた方がいらっしゃったら、私が憧れる現場人です。

 


この画像、アンカーとして危ない枝にスローラインを掛けてます。ですから、現場では、実際見ることがない画だと思います。見ない画を見て違和感を感じる=経験値、かと思います。

 私は全く違和感を感じることなく、ブログをアップしました。その後、ご〜まるccさんからの指摘で気が付きました。実際登る時は、私も幹にロープを回すと思います。本当に登る時は、じっくり観察しますので、この枝にはアンカーはとらないです。

 だけど、そのレベルなんです。デモ写真を撮る時点で、違和感が持ててないんです。経験値が足りていない証拠です。しかも、いい画が撮れたと、そのまま違和感なくアップしちゃってます。

 勉強中の読者の皆さん、私も勉強の途上です。お手本ではなく、勉学に励む同志として見てやってください。

 最近自分に、なんか違和感というか、足りなさを感じていましたが、ちょっと分かった気がしました。ご〜まる先生ありがとうございます。

 

ちょっと話しは変わりまして、発信者としては、次のポリシーを持っています。

・よそから聞いた話をそのまま話さない、自分の考察を挟む。

・実験的検証をする。(作ったり、試したり)

・自分の判断の根拠をできる限り示す。

 

これを意識しています。自分でも、これらの点が読者の方にウケているのではないかと思っています。(勘違いだったら恥ずかしい♪)


ただ、逆効果もありまして、できる限り根拠を示すことで「説得力」が生まれます。この説得力が諸刃の剣でして、私は間違った情報を「説得力」付きで発信しているかもしれません。

 これを見抜くのは、他ならないあなたです。鵜呑みにしてはいけません。間違った情報を見抜いたら、ぜひ、コメント欄にシェアをお願いします。私にも、他の読者にもプラスになりますから。

 

もう一つ。

命に関わる行為をネタにしているブログですが、あえて「自己責任です」という決まりの文句を付けていません。理由は、二つあります。

一つ目

「自己責任」という言葉を使うと他者についての責任放棄というか、交流断絶を暗に指していると感じるのです。好きなだけ自分の考えを語っておいて「自己責任だから、俺しらねぇよ。」ってオチは無しだと思ってます。じゃ、発信すんな!ってんです(笑)

自己責任って、ワードは、そういう使い方するもんじゃないと思うんです。

 

二つ目

木のぼり以前に、それぞれの人生そのものが自己責任ですから、お互い言わずもがなです。自己責任を連呼するのは、お互いに無粋かなと。

 私は、自己責任を前提とするから、他者介入が成立すると思ってます。「おい、お前それじゃyou自身に責任取れてないぜ!ストップ!」これが、愛なんだと思います。お互い自己責任を大前提とするからこそ、お互いの利益を増幅できるんだと思います。「俺は、俺の命守るから、お前はお前の命守れよな!お互い健康に行こうぜ!」っていう精神。

 自己責任は当たり前すぎるので、あえて使ってませんが超重要ワードです。あえて使っていない、この想い伝わって欲しいな。

 

長くなりました、ご精読ありがとうございました(^^)

 

おしまい