愛用している包丁たち。
吉田金属工業 YOSHIKINのグローバルシリーズ
上から
グローバルイスト パン切り包丁(改)
グローバル 牛刀
グローバル ペティーナイフ
グローバルイスト 皮むき
何と言っても、このデザイン性の高さ。昭和にデザインされたのに令和の現在でも、色あせていないと思います。
見た目だけでなく、柄と刃が一体でカビなどが繁殖する余地を与えない、柄が抜けることがない、これら実用性の高さ。
素晴らしいデザイン。デザインって、力なんだなぁと畏敬の念にかられます。
購入を検討している方にメッセージです。
ネットにあるレビューで、グローバルは切れ味が悪いというものを見かけます。
これは、全くの誤解!
包丁は、砥がなきゃ切れません。
「最初は、切れたけどすぐに切れなくなりましたので星一つです」
アホか。
「このシャンプー洗い立てはいい香りがしたんですけど、1週間したら頭臭くなりました。星一つです」
と、同等のレビューです。
この世に、切れ味の落ちない包丁はありません。
また、同時に研いでも切れない包丁もありません。
みんな、包丁を研ごう!
本当悲しいのが、毎日包丁を使う方がこの事実を知らないこと。切れる包丁を一度も体験したことがない人の多いこと。。。ちなみに嫁さんがその一人でありました(笑)
義務教育に包丁研ぎの実習組み込むべきだと思う。真剣に、言ってます。
切れなくなったから包丁を買い換えるとか、資源の無駄ですよ。素材だけでなく、一本の包丁を作るのにどれだけの化石燃料を消費しているかと。どれだけCO2を排出していることか。
私は、かれこれ20年グローバルの包丁を使ってますが、全く問題ありません。研ぎを覚えてきて、年々切れ味は上がっています。
話は脱線しますが、フッ素加工のフライパン、あれも製造禁止したほうがいいよ。フッ素加工が剥げたから年に一回フライパンを買い換えるとかありえん。鉄、やっぱり鉄が1番長持ちするし、手入れも楽、ちゃんとやれば焦げ付かない。
義務教育の間に一回でも、本当に切れる包丁を国民は体験するべき。共通体験があれば世の中は変わる。
調理実習で料理なんて覚えられないんだから、料理はクックパッドが教えてくれるから!
どこかの家庭科の先生、気づいてくれないかなぁ〜??
そして、話はグローバルの包丁に戻ります。
Amazonレビューで、切れ味が悪いレビューが出る理由についての考察です。
グローバルISTシリーズではなくの通常モデルには、ハマグリ刃という形の刃がついています。これは、ハマグリの形に似た曲線のある刃つけです。
これは、切れ味もよく、素材の離れやすさもあり実用向けの刃つけです。私もこの刃が好きで、ハマグリ刃を目指して刃をつけています。
しかしです、このハマグリ刃、研ぎが難しいです。
そしてグローバルの包丁セットに付いているシャープナー、これがいけません。簡易シャープナーではハマグリ刃はつきません。むしろ、刃を丸めてしまいます。
切れなくなるからシャープナーで研ぐ、一時的に復活するが、すぐに切れ味悪くなってくる。刃先しか研いでないから、刃が厚くなり、悪循環。
んー、商品の売り方って難しいですねー。
で、登場したのがISTシリーズだと思います。
これは、ハマグリ刃ではなく、直線的な刃(エクストラエッジという名称みたいです)。この刃だと、シャープナーで研いでもハマグリ刃のようなことは起きにくいと推測します。
メーカーも正直で、専用シャープナーで研ぐと、6−7割の切れ味が維持できますと言っています。
6−7割、簡易シャープナーでは10割にはなりませんよ、とメーカーが正直に言う、良い企業だとおもいます。
ISTシリーズはたぶん、研ぎができない方を意識した、割り切った商品なんだと思います。
ちなみに、6−7割の切れ味でも切れる包丁ですよ。
グローバルの10割の切れ味は、笑えます。
包丁の研ぎ直しサービスがあるので、コレを使うと分かります。研ぎ直しサービスを使うと10割本気の研ぎで帰ってきます。新品時より刃がついてきます。
そうそう、新品の包丁は、そもそも刃がついていないと言われてます。
刃は自分で研ぐものだからなのでしょうか。
友人に料理人がいるのですが、包丁を買ったと話した時、もう研いだか?と聞かれ、私はハテナ??
新品の包丁は刃が付いてねぇぞって。
ちなみに、この友人が切れる包丁を私に体験させてくれました。一生ものの体験をプレゼントしてもらえました、ありがたや。
もう一度いいます。みんな包丁は研ごう!!